Monday, 16 March 2009
16. driving and shooting on highland
お昼過ぎ。3時間のハイランドツアー。完全防備な私はカメラ道具を積んででかける。krismundurが私をジープで山の中に連れて行ってくれた。雪の中をジープで進む。雪の上じゃなくて、雪の中。まだ誰も通ってない雪の場所(道ですらない)をグオンっとジープで入って行く。アドベンチャー。目的地は発電所の水資源の湖。湖といっても凍っている。けど、湖の水資源を発電所の運河に取り込むためのすごく勢いのある川は凍らないで流れていた。自然のパワー。凍らせる力と凍らない力。
途中ものすごーく吹雪いた。そしてあまりにすごい景色だった。山の上の方。何もない中。吹雪の中。湖の水。川の水。いやはや....。すごい。寒くて雪で風ふく大自然の中、そんな場面で駆り出されたカメラ達は頑張らなくちゃいけなくて、けど、その姿はあまりに大変そうで、カメラ達に「ごめーん!!耐えて!耐えてー!あとでちゃんとケアしてあげるからー!」と話しかけながら頑張って撮影してもらった。あー。どうにかこの撮影が報われてますように。でも思うのは。車があってよかった。荷物を置いておける場所、避難できる場所、Krismundurが待っててくれる場所。風よけにもなったし、赤いジープが頼もしかった。安心。
吹雪く中、撮影する私。Krismundurは私のハッセルとウッドマンに興味をしめしてくれる。大判カメラの使い方を簡単に話すと「その全部のプロセスがよい」って言ってくれた。とても凍える寒さの中なのに、そんな状況で大判カメラのプロセスがいいって思って口にするその行為がいいって思った。
そして「自分はとてもリラックスしているから思う存分時間を使って」と言って車で待っててくれる。でも「この寒さもkeikoが撮影する事をやめさせないんだね」と言うから私は「クレイジーでしょ?!」と聞くと「いや、わかるよ!」と。どうやら彼自身、絵を描くアーティスト心を備えた方らしい。私がどうしてその写真を撮りたいのか見えるって言ってくれた。そして、手袋もせずに撮影に熱中する私に「寒くない?」と聞くから「寒いのかもしれないけど、今、私は興奮状態だからあまり寒いの感じないの」と言うと「アドレナリンが出てるんだね。」と言って私の状態を理解し見守ってくれる。「コーヒーのんでくつろいでるし、見てるの楽しいからゆっくり時間を使って」と。さっき出会ったばかりの他人なのに、私にこんなに協力しれくれる彼はいったいなんだ?!
でも、実際、とても寒いのであまり時間をかけての撮影ができない。1カ所10分が限界!!それを4カ所くりかえした。根気づよく付き合ってくれたKrismundurに感謝。こんな状況で撮影する事は、日常生活の感覚には全くないものだけど、私はこれが好きでたまらない。過酷な状況もむしろ幸せ。笑。発電所に帰った時に、Krismundurが私の事を「とてもタフで驚いた」とみんなに説明してたそうだ。後から別の人にその事を聞いた。いやいや。誉れじゃないか!あんな強そうな人にタフだと言ってもらえるなんて!
ところで。アイスランドの写真屋さん。私のロモ写真のCD焼き、コマズレだらけじゃないか!まあ別に気にしないいけど....。
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