Sunday 1 March 2009

1.on board SAS

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飛行機の旅が始まってわりとすぐ。まだきちんと落ちつく前。気づくと北海道上空だった。わー札幌のみなさん!なんだ、札幌ってこんなに近かったのか。まだアイスランドへの旅のほんの始まりのパートじゃないか!

しばらく眠る。機内食を食べる。その後もうとうと眠る。昼間のフライト。空で光に包まれながら眠るときが大好きだ。ゴォーーという飛行機の音が遠いか近いかわからない部分から聞こえる。ときどき窓に氷の結晶がついてミシミシする。外はポカポカに見えるけれど。−50℃の世界。1万メートル上空。( Altitude: 10680m / 3500 feet, Ground Speed: 837km/h / 519mph )

目を覚ます。世界の現在地の状態に気がつく(北緯 Latitude 69:34N / 東経 Longitude 34:17E )シベリア上空のどこか。一面の雪氷の世界。

ジブリの『紅の豚』で。フィオが飛行機から言う「きれい。世界って本当にきれい...」というセリフがあるが、本当にそのとおり。世界って本当にきれい。川なのか道なのか。くねくねしたすじが見える。時速837kmなのにゆーっくりとすぎていく。力強さが美しい。だけど。その地上に実際に立つことはどれだけ難しいかを同時に思う。雲の白と、地上の雪の白がまざり、わけわからない美しい世界。が。海の流氷の割れ目もくっきり見えて、地球の危機を見た。

Yekaterinburg/エカテリンバーク, Novosibirsk/ノボシビルスク, St.Petersburg/サンクト・ペテルブルク, Ural Mountains/ウラル山脈.... ロシアの地名はどこか幻想的だ。いつか降りたい。

ところで。SASについている機能、現在地がわかるフライト情報画面、下を映すカメラ(camera down), 前を見るカメラ(camera front)が大好きだ。飛行中は情報とダウンカメラを、着陸時はフロントカメラを見る。

着陸準備。雲の中。気流を感じる。コペンハーゲンのカストロップ空港へ。綺麗な着陸だった。SASのキャプテンは上手だ。私の知り合いも一人SASのキャプテンだ。いつか彼のフライトに同行したい。

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